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背中で泣いてる男の美学を慎重かつ大胆に描いたブログ
ハードボイル度 100%


“ジョン”と“レノン”の名コンビは誰もが知っていた。
尊敬の念を込めジョン・レノンと呼ばれたり
呼ばれなかったり気分次第の憎いやつら。
いくつもの事件を解決し、悪を退治したり悪に染まったり
平和と秩序と少しばかりの混乱の為に
日夜、サウナでいい汗を流していた。

レノンには悩みがあった。
それは何故か不当な扱いを受けることが多々あった。
事件を解決しても手柄はジョンが一人占め。
極め付けはジョンのレノンに対する眼差し
友に対するそれよりも、ペットに近いものがあったのだ。

だってレノンは犬だから…

危険を侵して犯人に飛び掛かるのはレノン(犬)の役目
ジョン(人)は手錠をかけるだけのおいしい役目
おいしいとこ取りの水戸黄門がレノンの脳裏から離れない。
そのせいもあって無傷のジョンに対し
レノンには無数の銃痕やら雌犬からの傷跡があった。
うち数回はジョンの誤射。
つい先日もジョンに念を押したばかりなのにもかかわらず誤射があった。

“行くから撃つな”
“飲むなら乗るな”と
正確には
“ワンワンっワン”と
まったく理解のねぇ野郎だとレノンは呆れた。
ワンとかせねばっ! と考えていた矢先
署内の貼紙がレノンのハートをわしづかみに。

[第一回 警察犬の地位向上会議]

これだワンっ!
これで、何かが変わるはずだワンっ
レノンは喜び、ジョンに伝える為に尻尾をフリフリしたら
ジョンも負けじと腰をフリフリ
しかしどうやらジョンも何かに気付いたようだ。
掲示板を見ている。
やったワン!
「なぁ、レノン、面白そうだねぇ行ってみようか?」
と、ジョンが見つめる先は

[婦人警官だらけの水着大会]

“ワォーーンっ”
レノンの豪快で見事なこけっぷりに
ジョンは警察犬会議の記事を見つけた

…会議当日…

レノンは今日からすべてが変わると思っていた。
今日のワンコは、俺で決まりだとも思っていた。
なのに!なんだこれワン
ジョン(人)は椅子に座り、レノン(犬)は床にお座り。
司会進行も犬ではない。
周りにいる警察犬のお目めも動揺を隠せない。
会議は終始和やかに進められ、
お日柄もよく、宴もたけなわ
ビンゴゲームも終わりに近づいた。
ワンとかせねばとレノンはずっと考えていたが
ウトウトしていた。

その時、長い眠りから覚めたニートのように
警察犬のラッシャーが壇上に駆け上がり吠えたっ!
しかし緊張のせいか声が高かった。
この機に乗じて何頭かが立ち上がろうとした時
銃声が鳴り響いたっ!
見上げるとラッシャーが名犬パトラッシュのように
天使達と天に登っていくクライマックスではないか。

ワンたることっ!

周りの警察犬達は杖を奪われた
お年寄りのようにプルプル震えるばかり。
何頭かはあまりのショックに自らの爪で手首を掻き切った。
洪水のように失禁していた者は連れていかれた。
おかげで天使達は大忙し
レノンは天使達の舌打ちを聞き逃さなかった。
あまりの恐怖に立ち上がりかけた体を
誰にも気付かれずにそっと床に落ち着けるのには一苦労。
恐くてジョンの顔色も伺えない。
小粋なジョークも思い付かない。
レノンは出来るかぎり愛くるしい従順な瞳で
会議が無事終わるのを待った。

そして・・・
「さぁ行こうかレノン」
見上げるといつものペットを見るような瞳が二つ!!
この野郎っ!
しかし怒りよりも命、優先
“くぅ~ん”
ありったけのスゥイートな声をだし、ジョンの後に続いた。
周りの警察犬も見事なまでの変わり身の早さ
これでいいのかっ、こんなことで
レノンは後悔と自問自答を繰り返しながら寄り添って歩いた。

“否っ!・・・だワン”
今日こそこんな不当な扱いに決着をつけるのだ。
レノンは勇気を持って吠えた。
そしてレノンは駆け出した。
こんな生活が続くぐらいなら、犬として野性の限り生きてやるっ。
棒にも当たってやる。 犬も木から落ちてやる。
会議場をでたレノンは手当たり次第に人間を襲おうと考え
目の前にいた男性に飛びかかった。
慌ててジョン達が駆け寄ってきている。
“撃つなら撃ちなっ、さぁ撃てっ!・・・だワン”

・・・・・・

「よくやった!」

・・・・・・・・・ワン?

「お手柄だぞっレノン!」
・・・ワンと?
「その男は怪人1/2面相だぞっ」
・・・ワンと?
「いやぁ会議が終わってすぐなのに、
 やる気が溢れてたんだな。よしっ今日は骨つき肉を奮発してやるぞ」

ワンだふるっ!
頭の中は骨付き肉のエレクトリカルパレード

明日もまたレノンは事件の臭いと雌犬の香りをかぎ分ける。


『YOUSUKYのショートショート vol.10』
『YOUSUKYのショートショート vol.9』
『YOUSUKYのショートショート vol.8』

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関連タグ  ショートショート 小説 物語 ストーリー ジョン レノン 警察犬 短編  婦警
夢で逢えたら アンジェラ秋


あの頃は血に飢えた野獣と呼ばれていた
生理がなんだ!
あの頃は触れるものみな傷つけた
自分で触れても傷ついた
流れ流れてやってきた楽園も
僕の心を癒してはくれない
そうだ!旅にでよう
あの頃の自分を探しに
盗まれたブラを探しに
まずは、おやつを買いに行こう

僕はあてもなく歩き続けた
たまに小走りになった
小走りの自分がおかしくて
スキップしたりなんかして
全力坂の娘を追い越したりなんかして
もうビュンビュン系のギンギン系は我慢の汁系
するとどこかで僕を呼ぶ声が聞こえた

HEY!YOU!
一匹のワンコが現れた!
なんと犬が喋っているではないか?
旅は道づれだとラップ調で犬が言う
狂犬病と狂牛病をテーマにミニコントをしたあげく
御礼にきびだんごが欲しいらしい
しかしきびだんごを持つ系の旅ではなく
コントの出来の悪さを説明したら一応は納得したが
明らかに強がっている様子
何故だか後をついてきた
強がリータと名付けた


shortshort-yousuky6.jpg


さらに歩き続けると悲しくすすり泣く声が聞こえた
自慰行為が気持ちよくて、やめられないとまらない猿がいた
ハァハァ息を乱しながらも
メス猿にフラれて寂しいんだと猿が言ってきた
こんなエテ公に絡むとややこしいので
フィニッシュの頃にたち去ろうとしたら
フィニッシュしても、またすぐに始めるので隙がない
ティッシュを渡して歩きだしたら
そのままついてきた
寂しがリータと名付けた
心の中では不死鳥と呼んであげた


shortshort-yousuky7.jpg


犬と猿が言うには次に来るのは鳥らしい
腹が減ったのでチキンはご馳走だ
ひたすら捜しまわったが見つからなかった
ふと空を見上げると
キジが飛んでいた
名古屋コーチンを期待していたがここは我慢
キジが疲れて降りてくるのを待ったが
キジも殺気を感じ飛び続ける
キジは甘い声で
食べんといて~なぁ
疲れたから肩にとまらせてぇなぁ
と、甘えてくる
関西弁で甘えられたら応えるのが男
肩にとまってもキジは甘え続けるので
甘えたがリータと名付けた


shortshort-yousuky8.jpg


僕と愉快な仲間達は
鬼をいじめたり、チチクリあったり、絡みあったり
気ままに天竺を目指したりしながら
互いの友情を高めあい
ののしりあいながら旅を続けた
なんという充実感
生きる喜び楽しみがこの旅にはあった
旅にでてよかった
みんなに出会えてよかった
強がリータも、寂しがリータも、甘えたがリータも
みんなみんなありがとう・・・

太陽の光で目を覚ますと
そこはいつもの日常、イカ臭いベッドの上
枕もとには使用済みティッシュ
夢を見ていたようだ
パンツの中もカピカピだ
清々しい風を感じようと庭に出たら
犬やら猿やら鳥やらの糞が!!
散弾銃を構え、狩りにでる昼下がりの猟師の秋
終わらない旅マイジャーニーさん18歳


『YOUSUKYのショートショート vol.9』
『YOUSUKYのショートショート vol.8』
『YOUSUKYのショートショート vol.7』

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前にネットで読んだものがありんす。
説明すると長いんで略します。
要は、3つのキーワードを入れた短文を作り
800字以内にまとめるというもの。
それをラジオで流して
自殺するつもりの少女を止めさせる内容だったような。

まぁそんな感じで。
だいぶ前に書いたものです。
最近ネタ不足なのでひっぱりだしてきた次第。
キーワードは 『ガチョウ 草書 光学
無理から織り交ぜてるので、心して読んでください。



願いが叶う方法


僕の前からガチョウが消えた。
何故消えたのか?
一晩中考えてみた。
何故?
結局、答えはみつからなかった。
ガチョウの気持ちになって考えてみた。
そんな気持ちになんてなれるはずがない。
他人、いや、鳥。いうなれば他鳥。
がちょーん。

そもそもガチョウは本当にいたのか?
ひょっとしたら、最初からいなかったかもしれない。
そう考えれば、探さずともよい。
いなくなったからといって悲しまなくてもよい。
そうだ、そうしよう、草書。ん?ダジャレ?
いやいや、おしゃれ。

ガチョウなんていなかったんだ。
隣の家には猫が、その隣の家には犬が、
今日もテレビでは同じような猫や犬やらが
飼い主に抱かれ笑っている。
誰も、ガチョウなんて飼ってはいない。

ガチョウなんて、面倒くさいし、でかいし、
足速いし、顔ちっちゃいし、面倒くさいし…、
それはダチョウの間違いだし。
でもガチョウに会いたいし。

shortshort-yousuky5.gif


いい大人というものになるために
数学、考古学、光学なんてのも学んできた。
いい会社に入って、いい服をきて
いい酒を飲んで、いい大人になったつもりが
ガチョウの探し方は教えてくれなかった。

無くして初めて気付く事があるというが
まさに今、気付かされた。

人にはどうしてもかけがえのないものがある。
僕にはそれが、ガチョウだったってことだ。

そうだ、僕には願いを叶えるとっておきの方法がある。
どんな願い事もたった一つだけ叶える方法。
子供ができたら、この方法を教えてやろう。
孫ができたら、語ってやろう。
ひ孫ができたら・・・

生きているかな?

さて、そろそろやるか。

・・・・・・

しばらくすると、目の前には見慣れた景色が戻っていた。
見慣れた空、見慣れた大地、見慣れた、ガチョウ。
ガチョウが帰ってきた。
それだけでいい。いなくなったことはどうでもいい。
ここにいる。それだけでいい。

で、どうやったかって?
ナゼシリタイノデスカ?


shortshort-yousuky4.gif

おしまいおしまい獅子舞

と、ここで文字数カウントは740ぐらいかな?
もし、俺も書いてみたぜって人がいたらぜひ読ませてくんろ。


『YOUSUKYのショートショート vol.8』
『YOUSUKYのショートショート vol.7』
『YOUSUKYのショートショート vol.6』

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 ~Habu revolution 2008~


どうやら病気らしい。
どうりで最近いいことがなかったはずだ。
医者が言うには病名が、
もっこりしすぎというらしい

・・・・???

お前はほんとに医者かと聞いたら
わしは医者だが産婦人科だと言ってきた。
先生は悪くない
悪いのは妊婦さん達であふれ返る待合室で
ひたすら座りつづけた自分が悪い。
診察台の上で股を開いて待ちつづけた自分が悪い。

どうやら、内科に行ったほうがよいというので内科へ。
内科の医者は診察を終え、
神妙な顔つきで、
看護婦さんを眺めていた。
僕も眺めていた。
どうやら医者が言うには病名は、
思い出せそうで思い出せないらしい。
喉まででかかってるんだが・・・というのを繰り返し
そして、甘酸っぱい初の話しを聞かせてくれた。
濡れ場まで聞かされて僕は頬を赤く染めた。
お前はほんとに医者かと聞いたら
わしは医者だがヤブだと言ってきた。

なんと男らしい
ヤブであることを恥ずかしがることもなく
かといってそれを鼻にかける様子もなく
その目の奥にはヤブ医者だという炎をたぎらせ
看護婦さんを眺めていた。

どうやら普通の医者では、
僕の病気を解明することが不可能らしい。
そんな時、闇に生きる名医が診察を引き受けてくれた。
治療代は法外な値段を取るという噂のブラック

チャック

素性はよく知られていないが、
黒いチャックがお気に入りらしい。

オペはかつてないほどの長期戦となった

ふぅふぅハーハーふぅふぅハーハー

ウッ!八ッ!!ウッ!八ッ!!

OH!yeah うぅぅぅ八ッ!!


チャック先生はうっかり麻酔を忘れたため
ちょっとした公開殺人SHOW
遠のく意識の中で、
無免許医師チャックが警察に引っ張られていく光景やら
幼き日のおもひでがぽろぽろと上映されていった。

目が覚めるとそこは冷たく暗い部屋の中
枕もとには一つの手紙があった。

  「君の病は現代では解明されていない・・・
   そう、それはの病だ!だっ!だっ!!」   
                ブラック・チャック


と書かれていた。

ここはどこだ、ココアどこだ?
ここは病室なのか?しかしこの鉄格子はいったい?
ふと視線をうつすと
目の前の檻の中にブラック・チャック
これからよろしくねと、言わんばかりに手を振っていた。

ブラック・チャックをよろしく 69話より


ごめんなさいごめんなさい
手抜きしました。
手で抜きました。
ミクシィの日記をコピーしました。
もめんなさい。
しかも画像もつけずに。
でも悪びれない、俺は。
決して謝らない。

『YOUSUKYのショートショート vol.7』
『YOUSUKYのショートショート vol.6』
『YOUSUKYのショートショート vol.5』

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