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背中で泣いてる男の美学を慎重かつ大胆に描いたブログ
猫とメガネと機関銃


「俺のものは俺のもの 、お前のものも俺のもの」
シャイアンことたけし君の生き方である。
そんなたけし君の横暴ぶりは日に日にエスカレートしていき
のばた君に対しては、
アメリカ兵のイラク人に対する虐待よろしくばりに
凄惨を極めていった。

 「トラえも~ん!」
いつものように、のばた君は
階段を駆け上りながら、そう叫んだ。
 「どうしたの、のばた君?」と、トラえもん。
 「また、シャイアンにいじめられたのかい?」
のばた君のメガネにはヒビが入り、左手の甲には
根性焼きの痕が無数に刻まれていた。
 「シャイアンがね、シャイアンがね」
のばた君は小さな体を震わせ泣きじゃくっている。
トラえもんは醜く太った体を、
のばた君の方にゆっくり向けながら
落ち着きなだめるような声で言った。
 「のばた君も、いじめられてるばかりじゃ駄目だよ。
 ときとして、立ち向かう勇気も必要なんだよ」
 「・・・・・」
少しばかりか、のばた君は落ち着いたようだ。

「大丈夫、君には僕がついてるんだから」

その言葉にのばた君は顔をあげ、
初めてトラえもんの目を見た。
のばた君の心には怒りにも似た感情がこみ上げてきた。
何が“僕がついてるだ!!”
未来から来ていつもいつも家で漫画を読んでるだけで
何もしてないじゃないか!
家に食費も家賃も入れないで、何が未来の猫型ロボットだ!
そんなのばた君の気持ちもわからずに
トラえもんは再び漫画に目を落とした。
 「トラえもん!!」のばた君はすでに泣き止んでいた。
 「な~に、のばた君」
 「じゃあ何か勇気の出るもの出してよ、トラえもん」
少しばかり意地悪そうに、のばた君は言った。
 「駄目だよ、のばた君。すぐに道具にたよっちゃぁ」
そのトラえもんのあまりのクールさ、シビアさに
のばた君の怒りのほこ先が向けられた。

 「FUCK!!」

今まで溜まりに溜まったのばた君のシャイアンへの怒り、
デキマツ君へのジェラシー、しずちゃんへのゆがんだ愛、
すべての感情が見事に絡み合い、怒りのハーモニーとなって
トラえもんに向けられた。
とても文字にはできない罵詈荘厳をトラえもんに発した。
いくら未来の猫型ロボットもそこまで言われては
黙っていられなかった。


 「出すよ!出せばいいんだろ!!
  
このメガネ野郎!!」

その言葉にのばた君の頭もクールダウンし
まだ怒りはあるものの、
心の片隅ではガッツポーズを決めていた。
トラえもんは4次元ポッケトに手を伸ばし、道具を取り出した。

 「トカレフTT33と手榴弾せっとぉ」

 「あ、あのトラえもん・・・それって拳銃だよね」
ここで初めてのばた君はトラえもんの目が据わっている事に
気づくのであった。
トラえもんはのばた君に銃と手榴弾を手渡すというより
押し付けて
 「いいかい、のばた君。引き金は2度引くんだよ。
 確実に相手を仕留めないとね。あっそうそう
 安全装置ははずしてあるから」

 ・・・・・トラえもん?
 ・・・・・・トラえもんさん?
 あのぉ勇気が出る道具は・・・?」
 

 「ついでに非合法ドラッグゥ~」

それからトラえもんはのばた君に背を向け
再び漫画を読み始めた。
その時、シャイアンの声が響いた。

 「のーばーたくーん」

トラえもんが勇気を出すために出した道具はなんと
トカレフTT33と手榴弾、つでに非合法ドラッグ。
それらを手にしたのばた君。
運悪くのばた君を誘いにきた、シャイアン。
果たして、彼らの運命は!!

To Be Contenuede...どらさん

しないから


今日のコン“キョウコン”→ どらさんのび


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